こんにちは。
株式会社LICの広報担当、兼ITコンサルティング担当の取締役の村上です。
昨今、AIの成長はすさまじいもので、広い範囲の産業活用も見えてきている状況です。
この度、札幌市を母体とする、SAPPORO AI LABOが主催する、札幌AI道場というプログラムに社員が参加しました。
このプロジェクトは、北海道の企業課題を、AIを用いて解決するという実践型の教育プログラムで、札幌市内に拠点を置く、複数のIT企業より選抜されたエンジニアたちが、会社の枠を超えチームとして課題に取り組むというものです。
活動は2022年8月~2023年2月までの約6か月間にかけて行われ、忙しい通常業務の合間を縫って参加するという、選抜されたエンジニアにとっては過酷な任務だったと思います。(個別に報酬が若干支払われた模様ですが、会社は関与しないことにしました!)
当社からは、公立はこだて未来大学にて人工知能を専攻したにもかかわらず、社内でくすぶっていた、岩島くんが代表として参加し、チーム内ではリーダーとして、見事に大活躍してくれました。
この度チームに与えられた課題は、「某食品製造会社の製造ラインにおける、不具合品の検知」というものでした。
通常、人間系で行われているこの業務は、1分当たり100個ものパッケージ化直前の製品を視覚のみをもって、チェックし、はじくという重労働です。
これを100%AIに置き換えるという、非常に高いハードルではなく、検知の補助を行い、不具合品が出荷される可能性を軽減するというものです。
大量の餃子を機械学習させ、良品と不良品を次々と見極めてゆく光景は、まさにAIの真骨頂に思います。
限られたリソース(金銭的、時間的)の中で、よくチームをまとめ上げ、ここまで作りこんだものだと、脱帽しました。
発表会では、リーダーとしてチームを代表し、半年間のプロジェクト活動と成果を、多くの関係者の前で報告し、無事半年間の役割を終えました。
札幌市では、今後もこの活動を通じて、札幌にAI技術者を多く輩出し、いずれはAI王国にしようと考えているようです。
ただ、北海道内にはAIを試験するためのコストを捻出することができる企業が多くないことも考えなければいけません。
この問題点については、どんな企業でももっと手軽にAIの実証実験ができるような費用を助成するスキームを設けてもらうよう、札幌市とさっぽろ産業振興財団に強くお願いしてきた次第です。
道内企業に置かれては、人口減少、働き手不足が叫ばれる中、AIなどのICTの積極的利活用にて、生産性の向上を図っていただければと思います。
当社では、システム開発はもちろんですが、ITコーディネータによる業務効率の改善相談も承っております。
この度のプロジェクトのような、課題があるのだけどAIでなんとかなるのか試してみたいだとか、業務効率が悪く、回っていないなどございましたら、下記連絡先までお気軽に当社までお問い合わせください。
八方美人ではない当社のITコーディネータ(私です)が、やれるものはやれる。無理なものは無理!とアドバイスさせていただいたうえで、実現できそうなものは、実証実験から本格導入までしっかりとサポートさせていただきます。
どんどんAIを活用して、北海道経済を盛り上げていきましょう!